bisukoの断捨離&資産形成ブログ

断捨離をきっかけに資産形成に励む日々。 北海道で夫と2人暮らし。日々の片づけや家計の話を更新しています。

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退職金がない主婦でも、iDeCoで退職金を作ることが可能です!

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退職金」。甘美な響きですが、パート主婦(扶養内)の私にはあまり縁のない制度です。だけどもし、その退職金を自分で積み立て、利回りが乗った状態で受け取ることが出来るとしたら?40代ではもう遅いかしらなんて思っていませんか?全くそんなことはありません!

 

最近女性誌などでもお馴染みになってきた「iDeCo(イデコ)」。掛け金が全額所得控除となるサラリーマンや自営業者とは異なり、第3号被保険者の主婦(主夫)の場合、控除できるものがありません。そのため、利点と言えば、通常だと課税される運用益(約20%)が非課税だということ。

そのため、iDeCoを元本確保型の定期預金や保険でただ寝かせておくだけでは何の意味もありません。個人年金の方がまだマシというレベルになってしまいます。

 

この「運用益が非課税」をあなどってはなりません。なにせ、このメリットがあるがゆえに、私は毎月23,000円満額をiDeCoで積み立てています。

 

iDeCoは60歳まで積み立てることができ、60歳到達~70歳になるまでに受け取ることが出来ます。詳しくはこちらをご覧ください。

 

www.ideco-koushiki.jp

 

私はiDeCo積み立てを去年開始した39歳です。ここではざっくり計算するのに、40歳ちょうどと仮定します。

積立金23,000円×12か月×60歳までの20年間=5,520,000円

552万円積み上がりますね。

ただこれだけだと、60歳まで引き出せない単なる貯金と変わりません。

このお金を数%で運用させてみると、どうでしょう。

●年3%で運用・・・7,550,946円(+2,030,946円

●年4%で運用・・・8,435,816円(+2,915,816円

●年5%で運用・・・9,453,774円(+3,933,774円

積立かんたんシミュレーションを使ってシミュレーションしました。こちら、いつも「捕らぬ狸のなんとやら」に活用させてもらっています(笑)

 

552万円が、急に大きな数字になりましたね!これが複利の力です。

 

私は小さな不動産会社で働いているのですが、最初は「利回り」なんてちんぷんかんぷんだし、自分とは縁のない数字遊びくらいに思っていました。「マンションを買ってそれを賃貸に出して、このマンションだと実質利回り●%で、結構な数字なんだよ」と経理担当に教わっても、「へー(よく分からん)」程度の反応でした。

今なら分かります。お金をただ寝かすのでなく、複利の力を借りて大きく育てることの重要性が。上記のシミュレーションを見ても分かるように、お金を市場に回すだけで、一回り大きくなって返ってくるわけですから。

 

運用商品については、本を読むなどして自分で学ぶ必要があります。複数の商品を組み合わせたり、バランス型で運用したり、人によって戦略はマチマチです。私は最初こそバランスファンドで積立をしていましたが、せっかくの非課税枠は有効に使いたいと思い、より高いリターンを期待して今は「たわらノーロード 先進国株式」一本で運用しています。

 

怖がって何もしなければ、いつまでも、何も得られません。

投資は、きちんと学べば難しいことも怖いこともありません。

今は「貯金が一番!余計なことはしない方が良い」などという親世代とは勝手が違います。

 

積立てて大きく育ったiDeCoは、「一時金」もしくは「年金」として受け取ることが出来ます。退職金がない私の場合、より税制的に有利な一時金=退職金として受け取りたいと考えています。(今後のiDeCoの制度や将来の税制等によっては戦略が変わる可能性も。)一時金の所得控除の計算は、退職金のそれと変わりません。拠出年数にもよりますが、先ほどのシミュレーションと同じく20年間拠出した場合の「退職所得控除」は、

40万円(←この数字は税制上決まった数字)×20年(拠出年数)=800万円

となり、800万円までは控除されるため、一時金で受け取っても所得税や住民税はかかりません。これを超える場合は、所得税や住民税がかかることになるので、一時金と年金を組み合わせて受け取るなどの方法も候補に挙がるでしょう。

 

例え受取りに税金(所得税・住民税等)がかかったとしても、運用益非課税で資産がこれだけ育つ可能性があるのです。もちろん日本人が大好きな「元本保証」でないので、個人の責任になるところですが、上がったり下がったりを繰り返しながらも右肩上がりに成長してきた世界経済のこれまでを鑑みれば、資産の一部を市場に回してその恩恵にあずかることは、真っ当なお金の活かし方だと感じます。

 

私は何らかの形で最低でも60歳まで働くことを希望しますし、いずれかのタイミング・いずれかの方法で、元本より大きく育ったiDeCoを受け取るでしょう。数十年後の自分に、「退職金」をプレゼント♪ 今から楽しみにしながら、コツコツ積立てを重ねていきたいと思います。

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