DaiGo著「人生を思い通りに操る片づけの心理法則」で片づけ実践!
メンタリストDaiGoの「人生を思い通りに操る片づけの心理法則」を読みました。
人生を思い通りに操る 片づけの心理法則 [ メンタリストDaiGo ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404円
こんまり先生の人生がときめく片づけの魔法に感銘を受けて以来、せっせと断捨離を進めてはいたのですが、冬の繁忙期を言いわけに中断してしまっていました。だいぶ減らしていたのに、冬の間にまた増えてしまった服。
忙しくて若干ストレス→夜ぼーっとショッピングサイトを見る→セールに踊らされるもストレス解消をやってしまい、「1個買うときは1個手放す」の原則なんてどこへやら。気づけば「安くてつい・・・」と似たような服に囲まれていました。
そこで、DaiGoのこの本!読み始めると、付箋をつけながらいっきに読んでしまいました。さすがメンタリスト、言葉が心に突き刺さります。本の中からそれらを少し紹介したいと思います。
「モノが捨てられない」問題の正体とは
①選択回避の法則・・・選択肢が多くなりすぎると人間はモノを選べなくなる
②損失回避の法則・・・人間は自分が損をすることを非常に恐れる存在だ
③保有効果・・・自分が一度所有したモノに、より高い価値を感じてしまう
これらの法則が働くと、人間は持っているモノに対して「現状維持」を選択します。今まで通りモノを保有し続ける。モノを捨てることが出来ない。
うっわ。まさにその通り・・・。一度買ってしまったモノには妙に価値を感じてしまう(そう思いたい)し、捨てることで「まだ十分使ってない」と損する感覚を覚えるんですよね。結果、現状維持。捨てたとしてもやはり思い切りが足りてないというか・・・。
片づけの大きな目的は自由な時間を増やし、人生を最大化することです。整理や掃除に時間と手間をかけて、人生を消耗するような行為を片づけとは呼びません。
そう!時間と手間!!モノが多ければ管理に時間と手間が割かれます。そもそも朝服が選べなくてバタバタするし、たくさん持っているのに幸福感がない。人生を最大化できてない。意識と現状を根本から改善しないといけないわけですね。
本来の片づけとは、大事なモノ、持ち続けるモノを選ぶことです。必要なモノをまず選んでしまえば、それ以外は自動的に捨ててもいいモノということになります。つまり、捨てるべきモノを選ぶ技術などいらないのです。(中略)最初から、いらないモノに目を向けるのをやめましょう。むしろ、片づけを必要なモノに目を向ける練習の機会にするべきです。
そうか、そうだったんだ。いつも「いらないモノ目線」でモノを見ていたから、大事なモノがぼやけてしまっていたんですね。「大事(必要)なモノ目線」でモノをしっかり見れば、その他は手放しましょう、ということ。
必要になるかもしれないから残しておく、とは結局のところ、不要なものを環境に選ばされているだけです。環境に選ばされている人は、自分で意思決定ができないということですから、まわりに流される人生を送ることになります。
片づけの話が「人生」という核心にまで近づいてきました。身の回りのモノを自分で選べない=他のことをとってみても同じ、ということでしょうか。人間関係や日々のスケジュールにしても、同じことが言えるかもしれませんね。本当に選んでいますか?流されているだけじゃないですか?と。
そうはいってもなかなか捨てられない人のために、具体的にどうすれば捨てられるようになるかという思考法ももちろん紹介されていて、この辺はさすが心理学に通じているDaiGoじゃないと書けないなと思いながら楽しく読みました。日々の片づけに喝を入れたい方、ぜひ読んでみて下さい。
私はこれを読んでひとまずゴミ袋40L分の服を手放すことができました。中には今年の冬に買って1度も着てないものもあります。自分がいかに安易にその場の感情でモノに支配されていたかを痛感しました。
DaiGoの片づけ本の良いところは、人生を大事なことにだけ力を注ぐには、片づけなければならないものがある(モノ・時間の使い道・人間関係等)という視点にあります。別に究極のミニマリストみたいに何にもない生活が良いとか言っているわけじゃないんですよね。
この本を読んで「スマホをだらだら見るのを物理的に回避する方法」や「一つのモノにいくつかの役割・機能を持たせる(充電器や食器など)ことで数を減らす」も実践しようと思いました。
読み返したい本ってなかなか出会わないのですが、こういった本は何度も読んで心にとめておきたいですね。人間の脳は90%ほどのことを「忘れても良いこと」としてどんどん忘れるとどこかで読んだ気がするので(笑)
以上、久々に断捨離のエピソードでした。