老後資金は、運用しつつ取崩すのとただ取り崩すのではここまで差が出る!
突然ですが、老後資金はどのくらいを目標額としていますか?
巷ではよく3,000万などと言われるのを見かけますが、ライフスタイルや何歳まで働くかなどの諸条件で随分変わってくるため、一概には言えません。
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夫婦で毎月20万円の年金があると仮定、保険料や住民税などで2割ほど引かれるとして、手元に残るのは16万ほど。生活費に25万かかると仮定すると、毎月9万円足りません。9万×12か月×30年とすれば、3,240万円足りない計算になります。
巷で言われる3,000万円という数字は、現実とそうかけ離れた数字ではないのかなと感じますね。
ではここで!仮に頑張って3,000万円貯めたとして、です。
3,000万を30年かけて取り崩していくと、こうなります。先ほどの逆算です。
9万には少し足りませんが、毎月8.3万円受け取れる計算になります。
では次に、貯めた3,000万を利回り3%で運用しつつ取り崩すとしたらどうでしょう。
なんと!12.6万円受け取れます。単に取り崩すよりも4.3万円多く受け取れるわけです。
上記はこちらのツールを使用しています。
単に預金を切り崩していけば受け取れるのは8.3万円。一方、リスクを抑えて利回り低めの3%で運用しながら取崩せば12.6万円受け取れる。皆さんどちらを選びたいですか?
90歳まで長生きすることも十分ありえる今の時代。現役時代は少しリスクを取りつつリターンを狙い、現役引退後はリスクを抑えた運用で、少しずつ取り崩す。10年、20年、30年と運用する期間が長くなるほど、一時的に元本割れすることがあったとしても全体でみれば収益は安定してきます。38歳の私が90歳まで運用を続けたとすると、52年!きちんと手数料の低いファンドさえ選べば、もう負ける気がしません。
5/10のモーニングスターの記事↑にもあるように、国は個人が投資にもっと乗り出しやすくなるよう、制度を改めにかかっています。(個人的にも、むやみに手数料の高い長期投資に向いてない商品は、消費者保護の観点からも企業型・個人型ともに確定拠出年金から追い出して欲しいです。)ちゃんと情報を集めて知ろうとすれば、投資はちっとも怖いものじゃありませんでした。知るためには、良い本もたくさん出ています。
私は夫が定年したら、仕事は無理しない程度に続けつつ、あちこち旅行に出かけられるような生活を夢見ています。今行っている投資は、その未来への投資です。
我が家のリスクの取り方は、こちらで記事にしています。少しでも参考になれば幸いです。
まだ確定拠出年金やNISAを利用してない方は、ぜひ一度どんな仕組みなのかだけでも知ってほしいです。一人でも多くの方が、より余裕のある未来を過ごせるようになればいいなと思っています^^
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