部屋の掃除・片づけが進まない方に絶対読んで欲しい本『座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋』
片づけや掃除というのは一度やったからもうしなくていい・・・わけもなく、習慣・持続性が大事です。分かってはいても、日々の忙しさの中ではなかなかそうもいかず。気が付けばテレビの後ろにホコリが溜まっていたり、窓も汚れていたり。。。
こんまり先生の本を読んで以来、片づけだけでなく掃除にも目覚めたはずでしたが、なんせ持続性という面で厳しい。それでも意識だけは「綺麗にしたいんだけどな~」という思いがあり、先日こんな本を買いました。
片付けられないうえに、仕事も夫婦仲もうまくいってない女主人公が、ある日、自分の押入れに貧乏神が住んでいるのを発見!ぎゃー!なんとかして出ていってもらおうと策略します。貧乏神は、「この家は不幸になるための要素が満載で居心地が良い」と言う。ならば、その逆のことをすれば貧乏神を追い出せるのでは?!と気づいた主人公。うっかり部屋に入り込んだ座敷わらしも巻き込んで、人生が変わる主人公の取り組みが始まります!!
小説仕立てになっており、話の合間には「空間心理カウンセラー」である著者の、心理学に基づいた解説が挟まれています。その解説がとっても分かりやすい。
表紙にもあるように「不幸グセは部屋に出る!」のだそうで、読んでいくとだんだんそのことが理解できます。こんまり先生の本にもあったけど、部屋は心の状態を映す鏡なんですね~。
話が進むにつれ、座敷わらしだけでなく貧乏神にまで愛着が湧くような物語でした。読み終わった時、私、ぼろぼろ泣いてましたから(笑)
片づけにしても掃除にしても、やり方やコツさえ学んでしまえば、あとは気持ちの問題なんですよね。心からやりたいと思っているのか、そうでないのか。私の場合、(とくに掃除の方)やらなくちゃという義務感はあっても、本当はやりたくないと思っているのが問題だったように思います。
この本はその「本当はやりたくない」を「掃除したい気持ち」に変えてくれました。片づけも掃除もテクニックだけの問題じゃない、気持ちの問題だったんだ!と今は断言できます。
毎日綺麗が続く状態じゃないといけない、なんて思っていません。日々の暮らしで掃除以外に優先順位の高いことはたくさんあります。でも「綺麗な部屋にしておきたい気持ち」さえ持ち続けていれば、時間の空いた時に「嫌々」ではなく「喜んで」取り掛かれます。部屋を綺麗に保つことで、どういう自分でありたいかも見えてくる!
この本を読めばきっと、片づけしたい!掃除したい!という思いに駆られるはずです。苦手意識のある方も、掃除大好きというかたも、手に取れば楽しくなる(しかも涙もろい方は泣ける)こと間違いなしなので、是非読んでみて下さい!
以上、最近のイチオシの本の紹介でした。